声の下書きたち

東大→東大院。最近考えたことなど。

スターウォーズ8 最後のジェダイ

いろいろツッコミどころもある『最後のジェダイ』ですが、一つとても印象に残ったシーンがあったので。

 

この映画はだいたい3つの場所で話が進展しています。

1. ポー、レイア、フィン、ローズたちがいるレジスタンスの宇宙船

2. カイロ・レン、スノーク、ハックスさんとかがいるファーストオーダーの船

3. ルーク、レイ、チューバッカたちのいる星(島)

 

で、フィンとローズは1から2に行ったり、2が1を追っかけてたりして、最終的には3も来てみんな石の惑星に集まるわけです。

 

で、印象に残ったシーンは序盤の3のところです。

具体的にはルークとチューバッカが再会するシーン。

 

チューバッカとルークの再会

それまでレイがルークを付け回して「あなたが必要なんです」とか「レイアに言われて来たんや」みたいなことを言うわけですが、ルークはつれないわけです。

(すげーありがちなシーンだなどと言ってはいけない

 

 

で、ルークが引きこもってる家(?)のドアか何かをぶち壊してレイとチューバッカが入ってくるわけです。

家がぶち壊されたのでルークは最初、迷惑そうな顔をしています。

でも、チューバッカを見ると一気に表情が明るくなる。

「チューイ!」とかなんとか言っちゃう。冒頭からずっと笑顔なんてなかったルークが初めて楽しそうな顔をするわけです。

そして、一瞬遅れて「ソロは?」と聞く。顔が曇る。

 

これがね。最高なわけよ。

この一瞬のシーンで3つの友情を示してて。

 

最初にずっとムスっとしてたルークがチューバッカを見て表情が綻ぶ。

たぶんずっと会ってなかったのに、友情は変わらなかった。

ルークとチューバッカの友情。 (1)

 

「ソロは?」と聞く。

ルークにとってはチューバッカとハン・ソロはいつも一緒にいるものだったのです。

それは今でも疑うことはない。

チューバッカとハン・ソロの友情と、それを信じているルーク。 (2)

 

そして、ハン・ソロに何かあった(おそらく死んだ)ことを察して悲しむ。

ルークとハン・ソロの友情。 (3)

 

 

ルークとチューバッカとハン・ソロの3者の友情が、この一瞬で伝わるわけです。

これはエピソード1〜6を見ていた人にしか伝わらないところだったのではないでしょうか。

本当に一瞬のシーンだったけど、とても記憶に残りました。

 

 

その他の部分

ルークとR2の会話もズルい、R2は何を言ってるのかわからないんだけど、ズルい。

レイアがフォースを使って(?)宇宙空間を遊泳するシーンは笑ってしまった。

ローズとフィンはなにしにいったんだ。

ていうかローズはなんなんだ、なにしに出て来たんだ。

C-3POの空気読めなギャグは最高。

最後に岩の惑星の砦にルークが来て、「あいつ(ルーク)はどこから来たんだ? あいつが来た裏道があるに違いない!」とか言って探しに行ったのにルークが思念体だったのは笑った。